こんにちは、カネディーです。今回は伝説環境1か月目でレート2050を達成できたので、その構築の記事を書きます。最後まで読んでいただければ幸いです。
<使用した並びとレンタルID 汎用性はこちらの方が高いです。SR6K8J>
<こちらはムンフォ+マジフレです。RGMF9J>
<結果>
TNイグニール, 190位, R2058
<構築経緯> 以下、<終わりに>まで常体
黒バドレックスが使いたかった。
というわけで5月序盤は剣盾の時に結果を残していたランドバドザシを理想としてタスキランド+スカーフ黒バドレックス+物理最強の水ラオス、またはカイオーガをはじめとする超高火力勢に対抗するためのチョッキカイリューを基本としていたが、相手のパオジアンで簡単に負けてしまうことが多かったためタスキランド始動を断念。代わりに広く安定して初手における最速タスキパオジアンを採用した。テラスタルを使わせやすい能力は健在で、かつ相手の展開を阻害することが可能な挑発持ちブーストエナジーハバタクカミを採用した。この黒バド、カイリュー、パオジアン、ハバタクカミの強さは目に見えていたので、これらを中心に補完枠を考えた。
水ラオスを剣舞で使っていたのだが、どうしてもパオジアン+ハバタクカミ+コライドンに勝てなかった。そこで、コライドンを起点に鉄壁+身代わりをすることで裏のカミやイーユイごと破壊できる食べ残しブリジュラスを採用した。これにより、コライドンやザシアン軸など物理伝説軸への勝率や毒菱への耐性が高まったほか、チオンジェンや白バドのやどりぎのタネも透かすことが可能になった。
オフ大会の結果もあり、受け構築は切ってはいけない段階にまで増加した。グライオンまで含めて破壊できるのは誰かいないのかと探していたところくさわけ剣舞原種ガチグマなら可能であるとの話を聞き、試してみたところ面白いように受けに勝てるようになったので、この6体で戦うことにした。
シーズン中盤~後半にかけて、パオジアン+オーロンゲ+シードミライドンや、相手の水ラオスに負けることが多くなった。また、ガチグマや、トリックが使えるバドレックス、挑発痛み分けカミなど、崩しの手段としてはほどほどにそろっていたので、パオジアンを準速にし、零度をやめてサイコファングを搭載した。すると壁やウーラオスにもためらうことなくパオジアンを初手に置くことが可能となった。終盤ミライドン+ハッサムに大量に遭遇したためカミのテラスタルを地面に、シャドボをマジカルフレイムに変更して構築が完成した。
1,バドレックス(黒馬上の姿)@こだわりスカーフ テラスタイプ:悪
特性 :人馬一体
技構成:アストラルビット、サイコショック、草結び、トリック
性格 :控え目
努力値:H76 B92 C196 D4 S140
C:11n、+1アスビで無振りミライドンを9割で倒す
S:準速135族抜き
テラスタル時、特化パオジアンの氷柱落とし+不意打ち確定耐え
陽気ザシアンの+1巨獣斬確定耐え(目安)
臆病ミライドンのフィールド下イナズマドライブ(=流星群)、臆病カイオーガの雨下根源の波導をそれぞれ確定耐え
黒魔導士蕾冠王。最初は特化ザシアンの+1巨獣斬確定耐えレベルまでBに振っていたが、特化ザシアンと対面することがなかったし、火力不足によるミリ残しが多発したのでCを伸ばした。高火力ゆえに対策枠(主にディンルー、ゴリランダー、ベトベトンなど)を引きずり出す選出圧力にもなっていて、この効果も活用していた。スカーフを持たせることにより盤面が整ったときの制圧力は言うまでもなく高かったし、ミラーの同速お祈りを比較的回避できていたのも良かった点だった。
技構成は、アストラルビットとトリックは確定で、意外と打つ機会の多いサイコショック(エスパー打点)、ディンルーに最低限抗う草結びにした。
テラスタルは、メタモンに臆さずバドレックスを選出しつつ、かつ打たれがちな悪技、ゴースト技に耐性をつけられる悪。
個人的には、「対策枠」を見ただけで伝説の選出を渋ることは非常にもったいないことだと考えている。伝説枠を選出しないのは、それだけで選出のパワーが下がってしまう。だから、伝説を出せるところには出せるようにしたいし、出せないときは伝説を出したときと見劣りしないパワーが出せるような選出ができるよう試みたい。このような観点で、メタモンや同速に強めな悪テラス+スカーフは評価できたし、パオカミカイリュー(ブリジュラス)は相手の伝説込みの選出と十二分に戦えるメンツだった。
特性 :マルチスケイル
性格 :意地っ張り
努力値:H244 A212 B4 D44 S4
A :なるべく高く
臆病ハバタクカミのムーンフォースをマルチスケイル込みならテラスタルなしで2耐え
結晶術師。このカイリューだけは最初から一切変更がなかったのだが、チョッキカイリューが絶滅していたこと、ハチマキカイリューが爆増していたこと、ミライツツミにはチョッキカイリューがかなり一貫すること、バドレックスに対してバドパオカミの誰かでテラスタルさせ、神速が通るようにするという動きは再現性があったため、なかなか刺さっていた。
技構成は、代名詞の神速、ザシアンやミライドンなどに打つ地震、カミやフェアリーテラスした相手に打つアイアンヘッド、ディンルーやガチグマ、ノーマルテラスカイリューを大きく削るけたぐり。個人的にけたぐりは、バドレックスと組ませる上で必須級の技だった。
テラスタルは、神速の火力上昇ができて、ゴースト技を透かせるノーマル。ノーマルテラスタルしたカイリューとバドレックスは、疑似的にカイリューサーフゴーの相性補完を見せており、ノマテラカイリュー黒バド対面では黒バド引きが合法化される。
3,ブリジュラス@食べ残し テラスタイプ:水
特性 :持久力
技構成:ボディプレス、アイアンヘッド、鉄壁、身代わり
性格 :腕白
H:16n+1
B:11n
S:4振りランド+2(=遅いホウオウやカイオーガを抜ける)
臆病カミの眼鏡ムンフォ耐え
本当に強かった鋼鉄龍。主な役割は物理ポケモンをあと投げor対面から(テラス)鉄壁で起点にして、身代わりを残しつつ突破する。こうすることで、相手の特殊アタッカーごと破壊できる。特にザシアン、コライドン、白バド構築は特殊枠がイーユイ、ハバカミ、ノマテラガチグマが多く、身代わりがあればブリジュラスで全員倒せる。実際、この構築で最も全抜きをしたのはブリジュラスだった。
バドレックスが誘うゴリランダー、チオンジェン、チョッキディンルーなども身代わり込みで崩しに行ける。
終盤のホウオウ使いは全員初手のブリジュラスを見てステロorメテオビームをケアしてテラスしてくれる人だったので、ガチグマやバドレックスがテラス択におびえることがなくなり、なんならブリジュラスも動きやすくなるという意味で都合がよかったし、そのホウオウの上から鉄壁や身代わりがしやすくなるS振りは強かった。
技構成は、最強になれる鉄壁ボディプ、上述のように裏の特殊ごと破壊するための身代わり、ハバカミやミミッキュなどフェアリーに打てるアイアンヘッド。鋼技の枠は、カミを安定して仕留めにいくならヘビーボンバーでもいいが、今季の後発カミは硬い個体が少なく、怯みやフェアリーディンルーへの攻撃も考えるとアイアンヘッドでいい。
テラスタルは、コライドン、ザシアン、白バドを起点にできたり、水ラオスにも打ち勝てたりする水。炎や毒も候補ではあるが、どちらも地面技がテラス前後で抜群なのが変わらないのは、ザシアンの地面テラバーストを考えると困る。フェアリーもこういう型なら鉄板だが、ザシアンにタイプ一致で弱点を突かれるとさすがに勝てないので今回は不採用。
ザマゼンタには3戦3勝なので、SVにおける盾の王はブリジュラス。
4,パオジアン@きあいのタスキ テラスタイプ:ゴースト
特性 :災いの剣
技構成:氷柱落とし、不意打ち、聖なる剣、サイコファング
性格 :意地っ張り
努力値:AS252 B4
対面最強の豹。この環境でもテラスタル強要能力や攻撃力はやはり相当なものだった。構築経緯でも触れたように、採用当初は最速の零度持ちで使っていたが、水ラオスに対して零度を打たなければならないのはあまりにも弱すぎたし、ホウオウと組んでいないヘイラッシャはほとんど出てこなかったし、何より零度があると零度に頼ることが多くなってしまうので、零度を手放し、ラオスや壁に刺さるサイコファングにした。スカーフではないラオスが初手に来ることも多かったのでファングを採用して正解だったと思っている。
技構成は、氷柱落とし、不意打ち、聖剣はミラーなども考慮してほしい要素であり、上述のように壁やラオスへの打点となるサイコファング。
テラスタルは、いつも通り神速を透かすためのゴースト。
5,ハバタクカミ@ブーストエナジー テラスタイプ:地面
特性 :古代活性
技構成:ムーンフォース、シャドーボール(⇔マジカルフレイム)、痛み分け、挑発
性格 :臆病
努力値:H4 B108 C140 D4 S252
特化パオジアンの不意打ちを最高乱数以外耐え
第二の黒魔導士。最低限の物理耐久を持たせ、かつ同速などに勝てるようにしたテンプレの型。先発でも後発でも強かった。
技構成は、メインウエポンにして上振れ要素もあるムンフォとシャドボ、展開阻害や積み防止に使える挑発、安定した削りと回復ができる痛み分け。汎用性が高いのはシャドボだが、ハッサムが不快すぎるのと、対特殊に対してムンフォよりも確実に生存確率が高くなり、痛み分けで削れるようになるマジカルフレイムでも悪くなかった。
テラスタルは、基本的に使わないが、ミライドンを意識して地面。ただ、安易に地面テラスを使用するとパオジアンやテツノツツミが苦しくなる点は注意が必要だった。
6,ガチグマ@火炎玉 テラスタイプ:フェアリー
技構成:空元気、地震、草分け、剣の舞
性格 :陽気
努力値:AS252D4
破壊王。主にホウオウやダイナなど受け気味の構築に出して破壊する。初手に出すと、チョッキやハチマキのホウオウの攻撃が痛すぎるので後発にしていた。
技構成は、空元気と地震は確定で、グライオンでまもみがを繰り返しての逃げ切りを許さない草分けと剣の舞。
テラスタルは、元の弱点を等倍以下にできて、ダイナ(可能ならミライドンも)のドラゴン技を透かせるフェアリー。
<選出例と戦い方>
パオカミカイリューバドレックスから3体出す。ディンルーがいるならパオジアンカイリューを優先して出したい。バドレックスを無理に出す必要はない。伝説スタンに入っているラッシャはほぼ来ない(本当)
→基本的に初手はパオジアン。交代が読める場合(残り体力1同士のパオジアン対面など)や積まれるとまずい場合はそれらをとがめる行動をしたほうがいい。
→ミライドンやハッサムは基本的に居たら初手から来るのでカミから入ってもよい。
→テラパゴス相手に初手バドレックスを投げてもいいが、初手から来るテラパゴスは絶対に眼鏡なので悪テラスしていい。また、積んでくるテラパゴスにはカミの挑発痛み分けとパオジアンの聖剣で押し勝てる。
対コライドン、ザシアン、白バドを筆頭とする物理伝説軸にはブリジュラス@2で戦い、ブリジュラスは大切にする。テラスは基本ブリジュラスに使う。コライザシアン対面でテラス鉄壁の次は一度身代わりを挟んでよい。
→今のミミッキュは大体呪いを持っているため、呪いに合わせた行動(引きや鉄壁を積む)をしたい。
→ガチグマやイーユイもよく来るのでカイリューで殴り合う。イーユイは基本カイリューをあと投げすると引いてくるので引き読みの行動をしてもいい。
→ビルド挑発のコライドンにはブリジュラスも負けてしまうが、その場合はバドレックスでニトチャされる前にしばく。体感毒菱+コライドンにビルド挑発が多かった。
ホウオウには初手ブリジュラス+ガチグマ@1で戦う。ラッシャはいたら出てくるので基本的にはガチグマで破壊する。
受けループは初手バド+ガチグマ@1で戦う。初手グライオンなら即ガチグマ引き、ベトベトンならトリック。ベトベトンがスカーフ持ってもガチグマを抜けないので地震で倒して火炎玉を発動できる。
<苦しい相手>
1,チョッキディンルー。硬すぎ。来るとわかっていて、パオカミカイリューで投げてもキツイ。カミのムンフォを余裕で2耐えするな
2,ミライドン+ハッサム、アーマーガア。シャドボでないときはハッサムがそもそも重かったのに、マジフレにしたら急に減った。どうなってんだこのゲーム
3,突然のノーマル、悪テラス。 黒バドを使う以上、避けられないのだが、、、
<今季観測されたノーマルテラスタル>
カイリュー、ガチグマ(両方)←そりゃそう。
レックウザ、ルナアーラ、ザシアン、黒バド、メタモン、ミミッキュ、ゴリランダー、ハバタクカミ←理解可能。
ホウオウ、ハッサム、マリルリ、グライオン、ママンボウ、霊獣ランドロス、ディンルー、ブリジュラス←ふざけないでください。
<終わりに>
ひとまず目標としていたレート2050に到達できてうれしいです。2ロム目も2030までは行けたのですが、2連戦で回線負けになったところから集中が切れ、レートをとかしてしまったので、こういうことへの割り切り・自己管理にも気を配ることとします。次は2100を目標に、また取り組んでいきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
<スペシャルサンクス>
2050チャレンジを応援してくれたいろぺこさん
ここまで読んでくれたあなた